お世話になっております☆
今回は、7/18(海の日)のサマーコンサートで踊られる演目について、解説してみたいと思います
☆「せむしの仔馬」より「海と真珠のパドトロワ」
「せむしの仔馬」はロシアの童話で、イワンという少年と仔馬の冒険の話です。
「海の王国」の一部に導入される踊りで、男性が海の役、女性2人が真珠の役に扮し3人で踊ります。3人で踊るアダジオ、それぞれの踊り、最後にコーダで再度3人で踊ります。
☆「ファウスト」より「ベールの踊り」
ゲーテの戯曲をもとに作られたオペラ「ファウスト」の「ワルプルギスの夜」の一場面です。
女性3人がベールを持って踊ります。
☆「眠れる森の美女」第3幕よりオーロラ姫のヴァリエーション
百年の眠りから目覚めたオーロラ姫が結婚式の場面で踊るソロです。
☆「アルレキナーダ」より女性ヴァリエーション
19世紀のパリを舞台に繰り広げられるコロンビーヌ(人形)とアルルカン(道化)のユーモアあふれる楽しい物語のバレエ。その中で独立してよく踊られるヴァリエーションです。
☆「ダイアナとアクティオン」よりダイアナのヴァリエーション
「エスメラルダ」というバレエの中の劇中劇。ギリシャ神話の月の女神、ダイアナと人間のアクティオンのパドドゥが独立してよく踊られます。
ここまでが第1部になります。
第2部「レ・シルフィード」の解説は次回にします
クラシックバレエ(古典バレエ)は、複数の幕で構成される舞踊劇です。
踊り、音楽、マイムで全て進行します。
ですので、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」というように、全て物語があります。
(もちろん、物語のないバレエもあります。モダン、コンテンポラリーダンス、ネオクラシックと言われる
ものがよく当てはまります。)
発表会やコンサートで踊られる作品は、全幕バレエから抜粋した踊りの一部という事が殆どです。
どういった場面で、その役がどのような気持ちで踊る踊りなのかなど、理解を深めると、踊るのも観るのも
楽しいですね
この機会にぜひたくさんの方に興味を持って頂けたらなと思っています。